年少(3歳児)の年間目標と活動内容
1学期
ひとり遊びの充実。基本的生活習慣を身につける。
少しずつ園生活に慣れていく中で自分の好きな遊びを見つけ、充分に楽しみます。また、朝・帰りの支度、食事、排泄、排便、片付けなど毎日積み重ねながら身につけていきます。
2学期
ひとりから数人で遊ぶ楽しさを味わう。
運動会や発表会など、 集団で取り組む活動や共通の遊びを通して好きな遊びを友達と一緒に楽しむようになり、周りの友達との関わりが増えていきます。その中で生活や遊びに必要な決まりがあることを知ります。
3学期
生活や遊びの充実
2学期の経験から友達との関わりが深まり、遊びの内容が充実してきます。また、一年を通して、身についてきた基本的生活習慣が確立できるよう見直していきます。
友達の関わり
伝えたいことがあっても、それをうまく言葉で伝えられないのがこの時期の子ども達です。
そのため、手を出したりけんかになることがありますが、けんかも学びの場と捉えています。その都度、「どうしてそうなったのか」「どうすればよかったのか」を一緒に考え友達との関わり方を少しずつ学んでいきます。自分の気持ちをしっかりと伝え、相手の気持ちを受け入れることができるようにしていきます。
排泄
おしっこ うんち できるかな?
「まだオムツがとれていない・・」
「おしっこはできても、うんちはまだ・・」
「場所が違うとできないかも・・・」と
排泄面でいろいろ心配があると思います。子ども達は失敗を経験して「パンツが濡れて気持ち悪い」と気付くことで、少しずつ上手になっていきます。もちろん、安心して排泄ができるように保育者が付き添います。ご家庭と園とで連絡を取り合いながら一緒に取り組んでいます。 廃材遊び
身の周りにある素材を利用して自分でイメージを膨らませながら作ることにより、創造性豊かな子どもに育てます。例えば、プリンカップやティッシBOXなどの廃材を組み合わせてマラカスやロボットを作ったり、新聞紙をくるくると丸めて体につけテレビのヒーローやヒロインに変身したりして楽しみます。廃材からできた作品は子ども達にとって宝物!「できたよ!」と嬉しそうな笑顔が輝きます。 体育遊び
年少では様々な遊びや体操の中で十分に体を動かすこと、色々な動きを楽しむことを中心に取り組んでいます。室内ではマットや平均台を使ったり、外ではかけっこや縄遊び、マラソン等で体力をつけていきます。 食育
園庭に育つたくさんの植物(野菜や果物、花)の変化を観ながら季節を感じていきます。2学期には実際に野菜の栽培を行い、小さな種から発芽し大きくなるのを見て、驚きと感動を感じます。
また、自分の手で育てた野菜の味は格別なようで、野菜が苦手な子も少しずつ口にするようになっていき『食べる楽しさ』を実感します。