16食目  〜はじめての食育講演〜


 
 今年度も残すところあと2ヶ月。昨年度に比べ本園の食育活動は増々レベルUpしましたが、活動に力を入れすぎて、HP作りがおろそかになってしまいました。
(皆さん、ごめんなさい)そこでやっと新情報Upです。
 
 

 さて、先日(1月28日<月>)に保護者会の依頼を受け、本園の保護者の皆様に「食育講演」をさせて頂きました。40分の予定が話しているうちにとまらなくなり、1時間もしゃべってしまいました。
(一番イヤなタイプの講演者ですよね)
講演内容は柏原幼稚園で大切にしている『食育活動』について<目標><目的>→実行→最近の幼児の食について→園で食を通して学ぶこと→実践例、体験談・・・を話しました。
中でも実践例の話しになると、こども一人一人のつぶやき、表情、その後のすさまじい食欲(?)に花が咲きつづけ、気がついたら20分オーバーに。
(参加された皆さん、最後まで聞いて下さってありがとうございます)

改めて振りかえるとたくさんの食育活動をしてきたんだなぁと再確認できました。
『食事は楽しく・美味しく食べると幸せな気持ちになることができます。幸せな気持ちは心にゆとりをもたせます。1日3回の食事で3回幸せになることができれば、ゆったりした気持ちで1日過ごすことができるでしょう。』と言ったことばが印象的でした、という感想を頂き、私も幸せな気持ちになる事ができました。

報告です!
 

 年長のMくんが幼稚園で6月に漬けた梅干しの体験をもとにお母さんに指導(?)して家で漬けた梅干しを大山町(大分)の「梅干しコンクール」に出品したところ『特別賞』を頂いたそうです。

「Mくん! おめでとう」
 
 

−大根の味−(年長)

 1月21日(月)、秋に種をまいて育ててきた年長の大根を収穫しました。
昨年の年長さんが育てた大根はちっちゃくてヒョロヒョロしていました。

今年はリベンジ!とばかりに先生たちもせっせと畑づくりに精を出し、うねも2倍の高さに土を盛りました。
願いかなって立派な大根!と呼べるものが収穫できました。

年長の子たちは昨年を思い出し「先生!みそ汁だよねー」との声をあげましたが、豊作の今回はまずスティックサラダで食べることにしました。

もちろん年中さんや年少さんにもおすそわけ。一応 塩とマヨネーズを用意していましたが、ほとんどの子がそのままパリパリ、ボリボリ。
(園児)
「あっまーい」「なしみたいな味がする。」
「おかわりーっ」「あっ先生!葉っぱはぁ?」
「みそ汁にするよねー?」
(先生)
「もちろん!明日楽しみにしててね」

 次の日、約束通り みそ汁をお弁当の時間に合わせて作りました。
いりこをたっぷり入れてだしをとっていると(園児)「いいにおいがしてきたぁ」「おなかすいたねぇ」との声が。具はもちろん大根の葉だけでしたが、ある3才児の男の子が「なんだか心があったまるねー」とつぶやきました。(先生は感動〜)

みそ汁を飲んでいるこども達の顔が見たくて各クラスをまわってみると
「のりこ先生、ありがとう」「先生、おいしかったぁ」「先生、いつもありがとう」と心のこもった お礼を言われました。

食育といっても幼児にはまず
食べることが好き
・食べることが楽しみ
・食べることが幸せ
という体制が整って、はじめて食育が身になるのです。

これからも みんなで幸せの食いしん坊になりましょうね