8食目  ≪梅干し作り≫

今年は梅のなりが良かったので年長組のみんなで梅干しを漬けました。

6月7日
梅ちぎりに行きました。



カゴの中で1週間、梅の実が熟すのを待ちます 〜桃のような いい香りがしてきました〜
6月12日
いよいよ塩漬け
1粒1粒丁寧に水で洗い 水気をふいてから焼酎にザブーン!
よく本などには「塩漬けした梅に焼酎をひとふり」と書いてありますが、
念には念を入れて梅を丸ごと焼酎で洗いました」
焼酎の水気を良く切った梅をホーロー鍋にきれいに並べ、一段並べたら塩をふり、2段目並べたら塩をふりとこれをくり返し最後までおこなう(※塩は梅の16%)
重しをのせて1次行程完了
ちょいメモ
 毎日、子どもたちは鍋の中をのぞき込んでいました。
次の日には梅から水がドッとあがりこどもたちは不思議そうにそれを見ていました。
6月29日
晴れた日をねらって天日干しをしたかったのですが、今年はなかなか太陽がでてきません。そんな中1日だけ朝からカァーッと晴れた日がありました。早速こどもたちと天日干しをすることに。
(本当は3〜4日夜露にあてながら、しっかり干すと、とてもいい梅干しができるのですが今年は雨のおかげでそれがかないません。干さなければただの梅漬けになってしまう為、ひとまず1日だけ干し、続きは晴れた日を待つことにしました)

長い菜箸で1粒1粒丁寧にザルに並べていくと、とっても良い香り。
「先生、おいしそうやねー」「食べてみる?」「やったぁ!」「ん〜っすっぱい!でもおいし〜い」


今年はたくさん漬けたので並べても並べても並べおわりません。
3粒並べただけで飽きてしまう子、こだわりをもった並べ方で黙々と作業をする子など意外な一面を見せてもらった1コマでしたが、なんとか4つのザルに並べおわり屋上で日光浴をさせました。


今度はしそ漬け
『梅干しにカビを生やすと災いが...』という話をなんとなく無視できない私達は安全第1にしそは市販のもみしそを購入し、そこに漬け込みました。(もみしその塩分がつよい為、梅の塩漬けは16%におさえました)
梅を1段入れたらしそを1段と交互に作業を進めます。
しその香りに「ゆかり みたいやね。」とつぶやいた子がいたので梅干しができあがったら、ゆかり作りもいいなぁと思う私達でした。


できあがり お泊り保育ではこの梅干しを使っておにぎり作り。
梅干しが苦手だった子も1から自分達で作った梅干しにおそるおそるトライ!
結果、全員が梅干しを食べました。
 
梅干し作りへの思い
梅干しは1日ではできません。また天候にも大きく左右されます。
そんな中苦労してできた梅干しを通して食べ物への感謝や作った人への思いやりをもってほしいと願います。
お泊り保育終了後、お家の方へ少しですが、おすそわけしました。
この梅干しを食卓で囲んで梅干し漬けの話題で盛りあがってほしいなぁと思う私達でした・・・。
次回は・・・お泊り保育のクッキング報告です。お楽しみに!