6食目  ≪子どもも喜ぶ『竹の子料理』≫

18年度スタートです。
    新年度がはじまりました。年長組では早速野菜づくりの話し合いがもたれ、何を作るか頭を悩ませている様子。スーパーに行けば年じゅう 同じ野菜があたりまえの様に並んでいて、季節感や旬を肌で感じる事が少ない為、子どもたちは好きほうだいに野菜の名前を並べます。そこで毎年悲しい結果におわるのが『人参』。
人参の種まきは3月下旬から4月上旬がベスト!でも年長組が活動をはじめるのは4月下旬から5月上旬。この微妙な差が普通サイズの人参をミニミニ人参に変身させる原因(敗因?)なのですが、子どもたちは「自分たちの世話が足りなかった」とヒョロヒョロの人参の葉と、ちいさな ちいさな人参が入ったスープを毎年とても大事そうに飲んでいます。
  今年はまきどき植えどき育てどきをもう少しグレードUpして子どもたちに伝えてみようと思います。
 
 
 
 

 さて、前回紹介した春の味はためして頂けましたか?今年は年中、年少組には数が足りず年長組だけ1人1本ずつ園庭のつくしを食べることができました。1階のフロアでひなたぼっこをしながら1本ずつはかまをむき、しょう油と砂糖、お酒で少し濃いめに味つけしたものをお弁当に1本ずつのせました。
つくしの長さが様々なので長いつくしをもらった子に「アッ!ずるーい!」の声。
  今年は園庭にあまりつくしがたたなかったのですが、柏原の近辺にはたくさんつくしがでていたらしく、その後の年長組のお弁当にはつくしが立派なおかずの1品として加えられていたようです。

 
 

 
 

 つくしの次は『たけのこ』。4月になるとしばらく竹の子料理がつづく我家ですが、ここで忠告!たけのこがたつ竹林はかならず持主がいます。勝手に掘ったら窃盗の罪になります。勝手に掘らないで下さいね。
  私は、毎年この季節になると祖母の山に『たけのこ』を掘りにいきます。そこは、いのししが出没する場所なのでいつも友人を誘って掘りに行くのですが、その友人も今では立派な掘り師(?)に成長し、2人であっという間に袋をいっぱいにして山をおります。
普通、家の鍋では1回に茹でる量は1〜2本が限界。私達はそのまま祖母の家にある釜戸で薪をくみながら2〜3時間、茹であがるのを待ちます。茹であがったすぐの『たけのこ』はとてもやわらかく、えぐみもないので、そのまま薄く切り 酢みそで食べたり、わさびしょう油で食べたりします。

日がたつと少しえぐみがでてきてしまう『たけのこ』ですが、   
           今回は子どもも喜ぶ『竹の子料理』を御紹介します。

 
 

ちょいメモ
 ここで紹介するのは一般的に『孟宗竹(もうそうちく)』といわれるものです。
  他に『淡竹(はちく)』や『根曲がり竹』などその種類は数十種類に及びます。私は連休頃出だす『真竹(まだけ)』といわれる『たけのこ』も大好きです。ちなみに孟宗竹は竹を切ると2〜3日で竹の葉が落ちるので七夕飾りには笹が落ちない真竹や淡竹を使います。

祖母の山はたけのこがたつのが遅いので
近所の方の竹林を撮影させて頂きました。

たけのこボールのスーパイコ レシピ

ミートボールの中に入ったたけのこの食感がたまりません。4才の甥っ子もパクパク食べていましたよ。

(材料)(4〜5人分)
たけのこボール
たけのこ ・・・ 100g
合びき肉 ・・・ 400g
玉ねぎ
(みじん切り)
・・・ 1/2コ(中玉)
小麦粉 ・・・ 大さじ1
塩こしょう ・・・ 少々
・・・ 1コ
       
ピーマン ・・・
量はお好みで
玉ねぎ ・・・
人参 ・・・
たけのこ ・・・
ソース
ケチャップ
さとう
しょう油    
(作り方)
@ たけのこは食感が残る程度に粗みじん切りにして他の材料とよくまぜあわせ肉だんご型にして油で揚げる。
(今回の材料では23個できました)
A 具を好みの大きさに切り、たけのこボールといっしょに炒め、ある程度火がとおったら、ソースをからめ、出来あがり。
野菜の苦手な子や、時間がない時は野菜をうす切りや細切りにして炒めると、早く火が通り便利です。たけのこボールを2〜3個ずつ冷凍しておけばレンジで温めケチャップをかけるだけでお弁当の1品にも!

たけのこの煮物 レシピ

地どりはいつも少量ずつ冷凍しています。
味のアクセントになってとても便利ですよ。
(材料)
たけのこ ・・・ 500g
かつおパック
  ※小袋
・・・ 1袋
地どり ・・・ 50g
A
しょう油
さとう
  (大人味には たかのつめ)
(作り方)
@ Aを好みの味で調合する
たけのこは味がしみにくいので作ったその日に食べるときは、少し濃いめに味をつけるといいですよ
A Aに具を入れて煮込む
かつおパックはだしもでるので一石二鳥!
地どりを使うとうまみが増します。
濃いめに味を付けてしまったたけのこは1日置くと味がしみすぎて少ししょう油がらく感じることがあります。そんなときは具をちいさくきざんで白ごはんにまぜて下さい。手軽にたけのこ
ごはん
が楽しめます。
少し時間をおくと白ごはんが、たけのこの味を吸いとって たけのこのしょう油がらさも気にならなくなります。(大人味には木の芽、はりしょうが、大葉などをそえて・・・)


ごはんは冷凍を使いました。
このあと園にもっていくお弁当につめかえました。